TOP >> コラム >>  寄稿 >>  共に手を携えて行きましょう!
コラム
最新の記事
月別の記事
2008.08.29
共に手を携えて行きましょう!

 

20080829_column_shiina_001.jpg東京都行政書士会
会 長 清水 勝利

 

 

 中小企業診断士の皆様、初めてご挨拶申し上げます。他士業の会の会報誌に寄稿させていただくのは初体験でして、どんなお話をして良いのか少々戸惑っています。

 聞くところによりますと、この10月に実施を予定されている、都内十士業の広報担当者による、第14回「暮らしと事業のよろず相談会」の運営委員会で、本会もお仲間として皆様のお世話になっている由、大変ありがとうございます。今後ともお引き回しの程お願いいたします。

 さて、同じ士業でも各々その役割は大層違います。

 各士業の法律的違いをここでお話するつもりは全くございませんが、例えば我々行政書士は、まず「定型的書類の作成」が多くございます。これは申請を受け付ける役所がその内容を審査するのに、別々の書式で、独創的な内容では効率的でないからと思われます。

 これに対して中小企業診断士(以後、診断士と称させていただきます)の皆様は、報告書式は定型的かも知れませんが、肝心業務の「経営改善案」(小生はこれが肝心業務と解釈していますので)は決して定型では、対応が不可能であると推察します。

 つまり、クライアントは、各々独特の歴史、人財、商財、商圏等々を抱えているからです。これらを総合的に収集・判断し、独創し責任ある献身的なコンサルティングをしなければなりません。

 このように考えると、事務的な行政書士と独創的な診断士とも言えます。

 反面、我々行政書士は「事実証明、権利義務に関する書類作成」と業務独占(他の法律で制限されている業務を除く)を認められています。

 診断士は名称独占です。これは前述の「定型的事務的業務をするか」、「独創的献身的業務をするか」の違いであると考えます。

 行政書士の事務的業務には独占を与えて管理(官が責任を持てる)ができるが、診断士の独創的業務には官が責任を持てない、これが名称独占の理由であろうと考えます。

 その結果、診断士ではない「経営コンサルタント」も生まれる余地は多分にあります。その分競争は激しいかもしれませんが、国家資格を持つ診断士であるが故の献身的で的確なコンサルティングが期待されるし、また応えてもいらっしゃる。小生は心から敬意を表します。

 我々行政書士も「静」から「動」へ。つまり、机上の書類作成から、外に出て、対面のサービスをと考えております。現に、行動し発言しトラブルを事前に予防する業務へと転換を図りつつあります。書類作成業務をベースに民から官へと官から民への橋渡し、さらに民と民の間に立って業務をこなす。こんな行政書士でありたいと願っています。

 診断士の皆様とは、団体同士から個人同士に至るまで末永く深いお付き合いを希望しますので、このつたない寄稿をご縁に、よろしくお願い申し上げます。

 素晴らしいご縁をありがとうございました。

TOP