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2013.12.26
年頭所感 心の帆を高く上げよ
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一般社団法人 東京都中小企業診断士協会
会長 小出 康之

 馬年の新年を迎えました。会員の皆様におかれましては、いいこと、よくないことなど昨年は種々あったかもしれませんが、気持ちを入れ替えて、天高く疾走する馬のごとく新たな年となることを願ってやみません。
 昨年は、私ども東京協会も応援させていただいた2020年東京オリンピック開催が決まりました。望外の喜びとするものです。同時にパラリンピックも開催されますが、皆様はスペシャルオリンピックスというものがあることをご存知でしょうか。どこの誰がなぜ提唱し、なぜオリンピックでなくオリンピックスなのかご存知でしょうか。
 私はアフリカには疎いのですが、アフリカには「ウブントゥ(Ubuntu)」という概念があることを知りました。「私たちは他者を通してのみ人間として存在する」という意味のようですが、さらに「他の人々の功績や貢献のおかげで、自分はこの世で何かを成し遂げることができる」→「人間は一人では何も成し得ないという考え方」につながるそうで、西欧の個人主義とは対立する考え方だそうです。参考となる考え方の一つでもあり、新年にあたり紹介させていただきました。
 個人的な体験に触れることをお許しください。私の出身高校では、毎年夏に臨海学校が房総の岩井海岸であり、そのメイン行事が希望者参加の遠泳でした。少しは泳げて能天気な私は「へばったら近くのボートが救護してくれるだろう」と安易に考え参加しました。ところが案の定、自分が泳げると思っている限界まできましたら手足が重くなり、救援を求める状況になりましたが、見渡しても近くに救命ボートがいません。溺れたくない、まだ死にたくない私は重い手足を必死に動かしました。するとどうでしょう。そのうち手足が軽くなり、結局、最後まで泳ぐことができました。自らに限界・壁を設けていたと認識したのはその後の話です。知らず知らずに、自分はこの程度だと課した限界や壁を突破しなければ、何事も達成されないと痛感し行動したのは、30年の会社員時代、その後、今日に至る20数年のプロ診断士としての期間でした。
 法人化してまもなく2年になろうとしていますが、多くの外部の中小企業支援機関の皆様のご助力と東京協会会員のご支援により、所期の成果を徐々にあげつつあります。
 このことに満足せず、より中小企業・小規模企業の役に立つべく役員の任にあるものは尽力する所存につき、今年もご支援のほどをお願いする次第です。
 会員の皆様におかれても日々精進を怠りなく、仕事に精を出し、目標に向かって進むことを願う年頭です。NHKBS2で放送している韓流時代劇「馬医」は、身分の低い馬の医者が王様の主治医にまで上り詰める話しです。その第20回に宮廷医院長は主人公に言います。めげることなく「心の帆を高く上げよ」と。

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