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2015.01.01
新年のご挨拶

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一般社団法人 東京都中小企業診断士協会
会長  小黒 光司

 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様におかれましては、すがすがしい新年を迎えられたことと存じます。

 昨年は、集中豪雨、御嶽山の噴火、大型台風、長野県北部地震など天変地異が続きましたが、景気の方は株価の上昇、企業の収益性改善、失業率の低下、新卒者の就職率の改善などマクロ的には好況の状況でした。しかし、我々が担当している中小企業においてはどうだったでしょうか?会員の皆様が感じられているように、4月の消費税引き上げ後、相変わらずの売上減少傾向、円安による仕入れ原価の高騰、実質所得の減少など厳しい1年となりました。トータル的にはプラスマイナスゼロといったところでしょうか。
 このような状況の中で中小企業診断士の必要性が高まり、行政、支援機関、金融機関との連携が進み、経営改善計画作成支援や各種補助金関連の仕事が増え、追い風の状況となりました。

 さて、今年はどうなっていくでしょうか。小規模企業振興法が施行され各種支援策が実施される予定ですが、中小企業診断士が十分期待に応える成果を上げられるかどうかによって評価が決まるように思われます。
そこで、新年のご挨拶代わりとして、成果を上げるための3つの提案をしたいと存じます。

1.先を読む
 株価の上昇、円安の進行、原油価格の暴落など経済の動きは予想外の動きをします。需要動向、流行なども公表された情報のみでは今後を予測することはできません。中小企業支援にあたっては、経営理論に基づく分析と計画作成にあたっての未来予測が欠かせなくなってきます。そのためにはオープンになっている情報のほかにクロ―ズの情報やインフォーマル情報などを積極的に収集することが重要です。セミナーや研修会、講演会などに参加した場合、講師に対し個別に質問するなど全員の前では話せない情報を仕入れましょう。

2.変える
 ビジネスは同じことを繰り返していては確実に売り上げが減少します。改革、変革の必要性はだれもが思っていることですが、実行となると二の足を踏むのが実情です。診断士は、何を変えるか、どう変えるか、その結果どうなるかを明確に示す必要があります。自信満々の経営者はいますが、多くの経営者は改革や変革に不安を感じています。診断士の自信ある後押しが改革、変革を成功に導きます。

3.繋ぐ
 「繋ぐ」と言うと最初に頭に浮かぶのは、異業種交流や企業連携となります。このほか部門別のコーディネート事業などがありますが、ここで言う「繋ぐ」という意味はより広い意味で考えてください。商品を繋ぐ、人を繋ぐ、コンセプトを繋ぐ、技術を繋ぐなど幅広い知識を持つ診断士の特徴を生かした繋ぎ方を考えてください。上手く繋ぐことによって新製品の誕生、新規取引先の開拓などにつながります。

 今年1年、会員各位のご健康とご活躍をお祈りいたします。

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