| 東京支部秋大会 | 2009.11.29 |
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「夏・秋期新入会員歓迎会」「実務従事マッチング」「同世代会」報告
さる10月10日(土)に鉄鋼会館(中央区茅場町)にて恒例の東京支部秋大会が参加者280名(常任理事・実行委員含まず:支部既会員217名、夏季新人40名、支部会員外23名)にて盛大に開催されました。本特集では当大会の内容とトピックスを参加者の声等を中心にご報告いたします。
【第1部】13:00~14:50
...秋大会の嚆矢は、尚美学園大学教授堀本武功氏を迎え「グローバル化する巨象インド」と題する講演会でした。詳細は次ページに報告いたします。
...続いて松枝憲司管理部長の司会のもと、杉本収副支部長の開会宣言により、東京支部概要説明が行われました。はじめに中村正士東京支部長より、「厳しい経済情勢のもと、中小企業診断士の活動の場が広がり期待感も高まっているが、我々にはそのような状況を受けて社会的地位や知名度の向上を図ると共に資質の向上が求められている」との挨拶がありました。
東京支部組織の説明に続いて、各部から担当分掌の説明があり、青野忠義会員部長による本大会の意義と全体の流れの説明をもって第1部は終了しました。
【第2部】15:00~17:00(第2分科会のみ~18:00)
続いて各会場に分かれて分科会が開催されました。
...従来の参加者が各研究会・懇話会のブースを巡回するという方式を変え、今回は初めての試みとしてパワーポイントによる研究会・懇話会紹介の形式となりました。12研究会と8懇話会がエントリーして、持ち時間6分弱という制限のなかで、各々の研究活動紹介の競演が展開されました。
...詳細は8ページ 実務従事案件マッチング会の報告をご覧ください。 ...
詳細は4ページ同世代会の報告をご覧ください。(広報部 鈴木 昌行)
講演会報告
第1部は尚美学園大学教授堀本武功氏の講演「グローバル化する巨象インド」で開会しました。堀本武功氏はインド政府の招請でデリー大学に国費留学した経験をおもちで、NHKクローズアップ現代等の番組に数多く出演しているインドの大家です。
堀本教授によるとインドは次の3つの特徴を持っているそうです。1.アメリカ大陸を除くと地図の中心に位置している国である。2.インド洋につきでた要所を占めている国である。3.南アジア8カ国で突出している国である。
上記の特徴は説明されてみると当然のことなのですが、このような説明をしている人は少ないので新鮮な感じがしました。
インドはBRICSのひとつですがそれを最初に言いだしたのは米国金融大手のゴールドンマン・サックス社でした。しかし同社がファンドを組成して売り出したのはBRICSを唱えだした4~5年後だったそうです。他社の動きを見てから初めて動き出すという米国金融大手のリスク対策戦略に感心しました。このような同社のリスク対策が昨今の金融危機でも大きな影響を受けることがなかった理由なのだろうと思いました。
今でこそインドは急成長するIT産業の先端を走っている国のひとつです。
その理由は、
①人件費が米国の2割程度の国
②英語が堪能な人が多い国
③時差を活用してビジネスができる国
④ITを活用してコールセンターのようなビジネスができる国、ということは知られています。しかし日印交流は2000年の森首相の訪問で開始、2005年の日中サッカー暴動事件で中国一辺倒ではリスクが大きすぎるということから本格的となりました。それに比べ90年代初め、まだ誰もインドに注目していないときにいち早く上述の強みに目をつけたアメリカの戦略、その先見力はすばらしいものだと思いました。しかし堀本教授がおこなう最近の講演ではその強みだけではなく問題もでてきたことを敢えてもりこんでいるそうです。それは中国で有名になっている「三農問題(農民、農村、農業)」であり、その他カースト制度等であるとの説明でした。人口が多いということは、苦しい面もありますが現在の中国の隆盛を思うと未来もあります。日本の少子化の現状、ドラッカーの「すでに起こった未来」の言葉を思い出しながら日本は未来に備える準備はできているだろうか、その中で我々日本人、診断士は何を行えばよいのかと思いをはせながら講演は終わりました。(広報部 八巻 優悦)
【第1部 講演会】の参加者
・通常インドについて突っ込んだ話を聞く機会がなかったためとても参考になった。(40代男性・本年度登録)
・スズキ自動車の話、カースト制度が強く残っている話など興味深かった。診断士の仕事とインドがどうつながっているかはイメージできない。(50代男性・支部既会員)
・インドと日本の関係という、診断協会の大会のテーマとしては意外であったが、とても参考になった。(40代男性・本年度登録)
10月10日(土)秋大会にて、同世代会(20・30代会合同)を開催いたしました。
同世代会は、企業内や独立という立場の違い、専門性の違いなどを問わず、同年代で様々な考えや思いを持つ人達が議論し合いながら様々なネットワークを構築することを目的として交流会等を企画しています。
今回の同世代会は2部構成となっており、同世代会幹事による進行内容の説明等の後、前半の部の今村久美氏の講演が始まりました。今村氏は、NPOカタリバの代表理事で、高校生を対象とした進路支援事業を中心に事業を行っています。NPOカタリバの活動内容は「週間ダイヤモンド」や「Times」で取り上げられ、また「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009」を受賞される等、世界からの注目を集める存在となっています。
まず、NPOカタリバによる実際の高校での授業の様子の映像が流された後、今村氏から進路支援事業を始めるに至ったきっかけ、事業内容、今後の事業展開の構想等をお話しいただきました。その中には「『これが人生の正解』だと言い切れる大人はいない。若い人達のために今できることは一緒に考えること。」、「地域のコミュニケーションや家族構成員が減少している現状において、新しいシステムで高校生への『機会』を作りたい。」といったお話もあり、参加者はメモを取りながら、今村氏のお話に熱心に耳を傾けていました。
少し休憩をはさんだ後、後半の部では、「『NPOカタリバがもっと寄付を集めるにはどうしたらいいか』と相談を受けた」という設定で、参加者に4~6名程度のグループを組んでもらいブレーンストーミングでのアイデア出しをしてもらいました。ブレーンストーミングは、楽しみながら交流すること、自由な発想によるアイデアを出してNPOカタリバの事業に役立てていただくことを目的に行われ、30分程度という短い時間ながらも、活発な意見が次々と飛び出てきて、大盛り上がりとなりました。最終的にアイデアの中から①実践的なアイデア、②おもしろアイデア、の2つを選出し、複数のグループに発表してもらい、今村氏からのコメントをいただきました。
最後に東京支部青野忠義会員部長からご講評をいただき、終了となりました。
当日は80名近い方々に参加していただき、幹事一同、同世代会に対する関心と問題意識の高さを改めて感じる事ができました。今後も同世代会が、診断士のネットワーク構築の場としてお役に立てれば幸いです。(文責:中央支会 斉藤 初和)
(参加者インタビュー)
盛りだくさんの秋大会に参加した方から各セッションごとにインタビューを行いましたのでその一部をご紹介します。次回への参考になれば幸いです。
【第2部 第1分科会 研究会・懇話会の紹介】の参加者
・研究会の紹介についてパワーポイントで分かりやすく説明されよかった。できればもう少し発表時間があれば内容がより分かりやすいと思います(60代男性・支部既会員)
・興味ある研究会(マスターコース)の話が聞けず残念でした。春のフォーラムにも参加しましたが、ブース形式のほうが興味ある研究会の話のみを聞けてよいと思いました。(30代男性・本年度登録)
・ブースに比べて研究会のメリット、デメリットがはっきり分かってよかったです。今までまったく興味なく単に前を通り過ぎていた研究会も内容を聞いて改めて関心を持った研究会があり、よい試みと思います。(50代男性・支部既会員)
・診断士登録を昨月実施したばかりの私にとって、東京支部の研究会活動の分かりやすい説明が聞けて有意義なセッションでした。冊子の研究会すべてについて聞くことができる機会があるとよいと思いました。(20代男性・本年度登録)
・研究会・懇話会紹介の後半の時間が実務従事の時間と重なって聴衆の人数が少なくなった。しかし、運営は順調であったと思う。目的とする会があった場合、いろいろ聞きたいことが出てくると思うが、それができないのは不便ではないかと思う。(60代男性・支部既会員)
【第2部 第2分科会 実務従事説明・マッチング】の参加者
・診断士としての専門分野を絞りかねているが、いろいろな実務案件の話をきてみると、自分の興味分野、得意分野がわかってきた。(50代男性・支部既会員)
・飲食関係とのかかわりはこれまでなかったのでやってみたい。先日、八木先生指導のカテゴリーマネジメントの実務従事を終えたばかりであるが、スキルアップになる。(40代男性・支部既会員)
・驚きだった、期待以上。野澤先生の案件は半導体のマイナー分野のテーマであるが、会社の仕事でもやりたかったことでもある。それがやれる。(40代男性・本年度登録)
・プロの先生がどういう仕事をされているのかがよくわかる。実務従事を通して先生方のノウハウを勉強したい。 (40代男性・支部既会員)
・事前にプレゼン資料を公開してはどうでしょうか。プレゼン時間が少ない、プレゼン内容を体系化し各案件の共通性を持たせたほうが比較しやすい。他の部屋に移動しずらい等、ネガティブな印象あるが一日の開催では限界があることは理解できます。(40代男性・支部既会員)
・タイムキープがしっかりなされていたのがよい。スクリーンも見やすい。マイク、音量も適切だった。(40代男性・本年度登録)
・普段、会社で働いていますので、様々な案件のお話を伺うことで、昨今の中小企業の厳しさを少し垣間見ることができたような気がしました。実務従事ポイントを獲得することも目的の一つですが、そういった厳しい状況にある中小企業に少しでもお役に立てればと思います。(30代男性・支部既会員)
・全体的には、スケジュール的にも内容的にもまとまりがあり、大きな問題はない。
1.説明会について
時間管理は適切で、3つの部屋を往復したが、聞きたかった案件は全て聞くことができたのは、大変良かった。(私の場合は、大丈夫だったが、同じ時間帯に聞きたい案件が重なった場合は、困ったことでしょう。)
ただ、説明内容については、当初に開示している案件の概要と大差ないものもあり、プレゼンの意義は小さく、事前の案件概要をもう少し詳細に(特長や前提や制約などを明確に)すれば良いと考える。
2.マッチングについて
・もう少し、申込者との対話が必要だと感じた。(上記のように説明会は不要として、マッチングの時間を延ばすなどして。)
結局待ち時間だけが長くて、ぼーっとしている時間が多かった。また、募集数に達していない案件も散見されたが、選考漏れ者の申し込みや人気の案件からの移動など、申し込み者を平準化させるような努力も必要。申込書の記載に時間がかかるのも問題。書類の不備の検査だけに時間がとられていたように感じた。
Web化してなどとはいわないまでも、手書き時のミスが少なくなるような対応が必要。(必須項目にマーカー、記載例の改善など)(30代男性・支部既会員)
・実務従事の先生方におかれましては、分刻みの案件説明会お疲れ様でした。
【良かった点】