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第9回在日留学生との国際交流会に参加して 2012.01.29

 12月10日に東京支部国際部主催、アジア学生文化協会後援による『在日留学生との国際交流会』が開催されました。今回が第9回目で、既に年中行事として定着しており、多数の診断士が毎年楽しみにしている交流会です。今回の特徴は、日本のビジネスの現場で活躍している元留学生から現役留学生および中小企業診断士に対するメッセージがメインテーマとなっていることで、多くの留学生が熱心に聞き入っているのが印象的でした。


1.第一部:講演とパネルディスカッション

 小出支部長のご挨拶に引続き、㈱ジェー・シー・ディ徐社長より、「留学生起業家の実話」と題した基調講演がありました。
 徐氏は中国出身。留学生時代の91年に他の留学生のために中古の家具や家電製品を集める運動を展開したことが、起業のきっかけとのことです。起業後は、IT企業の中国進出のコンサルを皮切りに携帯用コンテンツの配信、電子チケット配信事業等を経て、現在は中国で事業展開する企業への投資を中心に起業家の支援を実施されています。徐氏が支援している日本の有名なゴルフクラブの製造業者について、「中国市場の開拓による成長を図る」ことに加えて、「日本国内で製造していることが、ターゲット顧客である中国富裕層に対する付加価値である」とのお話が非常に印象的でした。ステレオタイプの海外進出ではなく、顧客のニーズに合わせた製造・販売戦略の重要性を改めて認識させられました。
 引続き、鶴野会員をコーディネーターとして、劉氏(中国出身)、Moinul氏(バングラディシュ出身)、楊氏(マレーシア出身)の元留学生による「日本で働く外国人から見た日本企業」をテーマにパネルディスカッションが開催されました。
 各パネラーより日本(企業)について、現状に安住し海外に出ていく積極性に欠ける、結論の出ない会議・効率の上がらない残業が多い、実力主義でないためモチベーションが上がらない等、厳しい意見の一方で、"Made in Japan"は日本人が思っている以上に海外で評価されており、日本ブランドの力をもっと認識すべきとの心強い発言がありました。また、海外で成功する秘訣としては「進出先の市場を自ら調査し文化を知ること」が共通の意見でした。3名の日本語のレベルの高さに驚くとともに、言葉の端々に日本に対する愛情が伝わってくる心温まるディスカッションでした。短い時間にも関わらず上手く纏めていただいた鶴野会員にも拍手を贈りたいと思います。


2.第二部:懇親会・交流会

 懇親会では、親子ほど年の離れた診断士と留学生ですが、新機軸のクイズの効果もあって大いに盛り上がり、また、留学生の日本のビジネス社会への関心の高さを伺うことができました。留学生との会話や姿勢から教えられることは非常に多く、診断士としてグローバルな視野の必要性を考えさせられる会でした。


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鶴野診断士とパネラー


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懇親会にて

城北支会 伊藤 敦
m-a-ito@ma.rosenet.ne.jp